Dunlop Wizard Iron
生産年式 1965年頃
明らかな住友ゴムのモデルと確認できながらも、輸入モデルにカテゴリーしてみた。昭和39年からゴルフクラブを生産したとされる住友ゴム初期のモデルで、戸田藤一郎プロが愛用したモデルとして記録に残るモデル。フォルムはモダンなプロモデルのように見えるのだが、打ちこなすには古いモデルであることを痛感させるモデルだ。即ち、打点を明確に意識し、打ち込む意識もクリーンにヒットする感覚が必要。これはヘッドの機能というよりもシャフトによるともいえるのだが、低重心に見えるソールや、センターヒットを意識させるスコアラインにその機能はともなっていない。戸田藤一郎プロはダンロップとの契約が切れた後も、昭和57年、1982年のシニアの試合でも使っていたとある。しかし、その資料に残るモデルはバックデザインもソールもかなり削られて、穴もあけられており、原型は留めていない様子。ただ、監修に参画したのは間違いないようで、左手が舵で右手がエンジンとその著作で記した原理は今でも通用するものだ。
このモデルに関する私的見解のブログへのリンクです。
0コメント