Macgregor M85 iron
生産年式 1950年(推定)
トニーペナが自身で試打を繰り返し、フェイスにチョークをつけて打点を確認しながら設計したといわれる。ウィングバックと呼ばれる山形にウェイトがデザインされたアイアンだが、番手によってその山形の見え方もバラバラで、アナログな感覚によってデザインされた時代のもの。85はシャフトの硬度を意味し、柔らかくなるにつれてM75、M65となり、0.5インチ長いモデルはM89、Tがコードにつけられたモデルは現代で言うラバーグリップが出荷時から装着されたもの。1950年から、1957年まで生産され、初期のものから徐々にリファインされてフェイスが高くなり、1955年にはカラクロムと呼ばれるカッパー(銅)フェイスになった。現代でこそ打感が柔らかいといわれる仕上げだが、当時はターゲットに合わせやすいという触れ込みだった。
このモデルはオリジナルのトゥルーテンパーRクロームシャフトの損傷が激しく、DGのS300にリシャフトしている。以下、リンクは2012年にブログに掲載したリシャフトのストーリー。
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