MacGregor VIP Iron 1969

生産年式　1969年

現代でも多くの皆さんが認識しるマクレガーのVIPは、そのほとんどが1967年、または1968年のモデルであり、そのものか、多くの場合は後年に復刻された現代アレンジを受けたもの。VIPモデルは、リリースの2年後には印象を変えており、その特徴はターフの抵抗を軽減するというスプリットソールにあり、ソールの幅を半分にするような段差がつけられていた。ウッドにも同等のコンセプトでティーソールというソールを小さくするアイデアが盛り込まれたが、かえって重心を高くしているように見える。また、この時代には素材も変化を模索していたようで、鍛造ではあるもののステンレスの含有量が多いものとなっているようだ。VIPのIの上から王冠が消え、当時の伝聞からは日本に正規輸入されたものは、ニクラウスの刻印がマクレガーに代わっていたという話もある。これらはゴルフというプロスポーツが、世界規模でのスポンサリングに拡大してきた過渡期の裏話ともいえるのだろうか。

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