Macgregor Master Mike Souchak Iron
生産年式 1957年(推定)
マイク・スーチャックとは、50年代後半から60年代にかけて活躍し、それなりに記録も残したプロだが、イメージを代表するのは、その飛距離だった。ジョージ・ベイヤーと並んで、アメリカンフットボール出身のパワーゴルファー。そんなプロをイメージさせるのは一般的にはディープフェイスのウッドであるが、そんなウッドと1957年にセットされたアイアンがこれ。ジャック・バークのネームでも、エメラルドと言うシリーズに同じデザインが認められるが、早くもプロのネームを冠したマーケティングモデルが存在していたことになる。だが、一点集中モデルとして知られるSSよりも前に、こうした菱形モデルが存在していたことはあまり知られていない。マスターと言うシリーズは後年にはエントリー向けのモデルという色合いは強いが、この頃のモデルもウッドは柔らかいシャフトで、たとえディープフェイスでも打ちやすくセッティングされている。ただし、フル・フレクションというこのモデルにセットされたシャフトは、クロームの質に劣るのか、現代にはかなり劣化しているものが多い。マーケティングモデルらしく、セルもグリーンで、レザーグリップもグリーンとブラックのツートーン。オリジナルのシャフトであれば、気難しさもそれほど感じないモデルだが、ヘッドだけの観察をしてみるとSS以上の一点集中デザイン。現代での使い方によってはSSを超える気難しさもあるモデルだ。
クラシックヘッドを現代のシャフトで楽しむというテーマを含めて、このモデルに関する主なブログ記事へのリンクを掲載しています。詳しくはリンク先ブログ内の検索でご覧ください。
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