Taylor Made Tour Preferred TD Iron
生産年式 1980年代半ば(不詳)
今でこそテイラーメイドのアイアンは、多くに認識されているものだが、世界的にもこのブランドのデビューはピッツバーグパーシモン、パーシモンに代わるメタルヘッドのドライバーで著名な歴史がある。もちろんブランドとして、アイアンモデルも併行して存在したのだが、ツアーバーナーのメタルドライバーには遠く及ばなかった。TDとはトライディメンションのことで、3つの方向にバランスを整えたということ。トップからソール、トウからヒール、リーディング方向からトレーディング方向へ、その三次元で適切な重量配分がされたアイアンということになる。基本はメタルウッドの論理で、しかし、4番までのロングアイアンは中空構造で、その番手に応用されているとある。5番以下はソリッド構造で、後にインナーキャビティーウェイティング、ICWというモデルが登場するが5本までが中空なICW5と同じコンセプト。ちなみに11本すべてが中空なのはICW11というモデル。このモデルの中空番手を観察すると、アドレスではバックデザインが見えるほどの分厚いもの。確かに中空を意識させるのだが、5番から普通のソリッドになる流れに違和感はある。ただし、80年代に、現代には一般的なUTのコンセプトが存在していたと理解すると興味深い。
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