Shakespear XLD Mach One Iron
生産年式 1960年代(不詳)
シェイクスピアというブランドは、ファイバー製のブラックシャフトを初めて送り出したメーカーだ。ワンダーロッドという黒く塗装されたシャフトで1946年に登場している。ゴルフ専門メーカーではないが、ゲーリープレーヤーの監修で、1967年には同じモデル名のXLDというモデルがリリースされている。このモデルはメーカーが売りにしていたファイバーシャフトではないが、60年代にゲーリープレーヤーを呼び込んでいるメーカーであれば、一定の機能を期待できるモデルだ。観察によるコメントしかできないが、ステンレスの含有量が多いと思われる素材で、そのデザインの十分に落とされている重心や、トウに向かうにつれて厚くなるソールを見れば、球の捕まりやすい、扱いやすさを予感させる。オリジナルと思われるシャフトにはRの硬度表示があるが、今の基準からするとA硬度並みの柔らかさだ。しかしながら、粘りのあるしなりで、弾く感覚を取り入れられば、球筋をもコントロールしながら、現代でも十分に楽しめるモデルだ。
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