Wilson X31
生産年式1984年
このモデルは1966年モデルの復刻版と思われる、当初オリジナルとしていたが、新たな資料により1984年に復刻されたモデルとわかった。ウィルソンが標準的な普及層に向けたロングセラーX31の初期に近いフォルムを再現したモデル。日本のメディアでは中級者向けという記事の記録が散見されるが、見た通り分厚いソールが特徴的で、当時のメディアはワイドなソールと表現している。低重心とも言えるフォルムだが、当時はダフリに強いデザインとされ上級者向けのスタッフに対してレジャー層向けのモデルとされた。実際にはまさしく低重心でトウヒール方向に長く低い打点を持つことで球は上がりやすく、短いキャリアでも扱うに易しいという機能から復刻されたのかも知れない。ただ、オリジナルはロングセラーゆえ、マーケットの変化を敏感に察知し、同じX31でも年式が変わると扱い易さの定義も変わっていった。
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