Macgregor Tommy Armour Silver Scot 915

生産年式 1967年

マクレガー傘下におけるトミーアーマーモデルは、68年にアーマーが逝去したことが遠因なのか、1967年で終わっている。現代では一つのモデル名として認識されるトミーアーマー・シルバースコット・985が正式にカタログに掲載されたのは1966年。この915モデルは、シャフト硬度がVに分類されるレギュラーシャフトとの組み合わせによって、翌年の1967年にリリースされたモデルである。現代の生産規模からは想像もつかないが、マクレガーではシャフト硬度の違いでモデル名を変更し、そのモデル名も刻印によって示されていた。基本的に多い数字がハードスペック、数字が小さくなると、ソフトになる。1961年から契約となったニクラウスのカタログへの登用も回を重ね、DXモデルや、同じ67年にはVIPのリリースも控える中、対極的な伝統のモデルとして扱われているのが興味深い。後年に985スタイルのモデルが登場するが、多くのモデルのマスターが、初期のターニーブレードの985ではなく、この66年、67年の985モデルにある印象だ。それだけ現代に通じるモディファイは済んでいるという認識でもよい。


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古鉄ミュージアム  - 輸入物編 -

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3コメント

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  • @ヒデ@

    2018.10.29 23:36

    @Old steelご返信いただき、ありがとうございます。実は、プロペルシャフトのことは調べても分からず、困っていました。 ミュアフィールド のシャフトはダイナミックで、私はとても気に入っていますが、それに比べて鉄棒の様に感じるとは、とてが引き締まり、ワクワクする思いです。 両クラブの情報も非常に参考になりました。915は諦められないですが、今はPTにしようと思いです。本当にありがとうございました。
  • @@ヒデ@コメントありがとうございます。スコアとか、機能じゃなく、ただただ楽しくラウンドするという信条からして、何を振り回しても楽しいというのが本音です。ですが、コメントを拝読するに、ポイントはシャフトだと思われます。今お楽しみのミュアフィールドだと、きっとダイナミックでしょうか。これとプロペルはかなり違うと思います。まるで鉄棒のような感じがします。915やPT2はオリジナルならレギュラースティッフですが、ベントポイントや長さからくる印象で、かなり硬く感じると思います。ダイナミックがダイナミックゴールドよりも気持ちよく感じる方も多いようですね。ヘッドで言うなら、それぞれには10年ほどのギャップがあります。915は90年代のクラシック985にそっくりで、かなり扱いやすいかもしれません。技量を試すのなら、PTの方がモノにし甲斐があるでしょうし、フォルムもかなり古臭く見えますょ。あくまで私見ですが
  • @ヒデ@

    2018.10.29 05:54

    本ブログをバイブルとして常々拝読させていただいております。 Macgregorの古鉄の世界に迷い込んだ中高年の子羊です。 現在、muirfieldをエースにし、muirfield 20thをサブとして古鉄に勤しんでおりますが、新たな古鉄を求めております。 もっと古いもの。打ち味のあるもの。特に技量を高めてくれるものを一つ求めております。 検討しているironはTommy Armour Silver Scot 915(1967)とtourney cf4000 PT2(1959)です。 私見で全然かまいませんので、アドバイスをいただきたく、何とぞよろしくお願いいたします。