Macgregor Tourney Classic 985
生産年式 1992年
ターニーカスタムが主流にあったように見えるモデルシリーズにも、ターニークラシックという呼称を見出したのは1983年のPTの復刻盤、CT1だ。いくらかシリーズモデルに見えるようになったのは1988年の90周年記念モデル。従って、ターニークラシックというモデルシリーズは、インターナショナルエディションに次ぐ、日本発信であったと理解できる。同じ年に忽然と現れたスーパーターニー同様、インターナショナルエディションの985に加えて、このモデルを追加した背景は、今に知る由もない。インターナショナルエディションと比較すれば、製品上での差別はしっかりと図られており、バックデザインは、50年代の945を連想する。さらに大きく刻まれたスコアラインによって、ヘッドの小ささを演出し、上級者の好む操作性の高さを連想させる。さらにバックデザインでも、ホーゼル側の造形を早目にならしてしまうことで、やはり小さなヘッドを連想させる。しかしながら、サイズを数字によって比較するなら、ほぼ同じフォルムをしていることもわかる。視覚的効果を狙った演出が、60年アイオマティックに使用された大文字のマクレガーのロゴと共に、充分な機能に加えて、雰囲気を重視したモデルだ。
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