Golden Ram Pro Classic Limited Iron
生産年式 1986年頃(不詳)
ゴールデンラムのモデルの中でも、1日1セットというハンドメイドのプロダクションで息の長いモデル。短く、高いブレードにすっぱりと切り落とされたコンパクトなフェイスは、バックデザインと共に、90年代以降のラムモデルの定番だ。ハンドメイドの証として、ゴールデンラムの刻印が円で囲われ、サークルラムの愛称を持つ。個別のセットに通し番号が振られており、このモデルは初期のモデルと思われる。また、息が長いだけあって、年式ごとにいくらか仕様も変わっているようだ。1988年の年鑑カタログには、キュービックトウで、フラットソール、スクエアなソール角を持ち、ネックはストレートとある。90年のチョイスには、比較できるコメントとして、ボックストウに、フラットなソール、全くストレートなネックと表現され、実質的な変化はない。ところが、92年になると、スコッチブレードのキャンバーソール、スライトオフセットのネック形状とコメントされる。トウやブレードの表現が変わるのは、表現者によるものだろうが、ストレートを信条としたソールとネックが、新しくなってキャンバーとスライトオフセットとなるのは、時代の求めるところだろう。
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