Cleveland Byron Nelson reg.68.3 forged Iron
生産年式 1990年頃(不詳)
バイロン・ネルソンのネームが冠されたこのモデルは、1945年のツアー11連勝、年間合計18勝の平均が68.3ストロークであることをバックデザインに刻んだモデル。だが、当時のメディアには、そうした告知もなく、高い生産精度の上級者向けとあるのみだ。例えクラシックブームの名残のあった時代でも、クリーブランドとバイロン・ネルソンのコンビでは、実際にネルソンが89年からクリーブランドのスタッフとして後進の育成にかかわっていたとしても、プロモーションにはならなかったようだ。このモデルは、当時のまったく一般的なプロモデルとして見えており、当時の様々な癖の強い、または工夫を凝らしたモデルと比較をしても、良くできたという他ないモデルだ。意識を集中させずしても、しっかりといい球を弾く理由を探しても、全体的な設計と、質の高さというよりほかない。詳細に観察したところで、シャフトも一般的なプレシジョンのFM 、ヘッドのデザインにも特筆するべきポイントもない。にもかかわらず、タイミングさえ間違えなければ、多くのミスを吸収してくれるモダンマッスルだ。
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