MacGregor Tourney Custom Jack Nicklaus
生産年式 不明
見ての通り、58年のSSのレプリカとして端正なダイヤモンドバックのデザイン。オリジナルは打点集中をコンセプトとした繊細なアイアンとされたが、若かりしニクラウスの快進撃を支えたアイアンとして史上に残る。マクレガー本国のカスタム部門では特別注文に応じたビジネスがあって、そのパターンオーダーのフォルムの一つとしてこのダイヤモンドバックも用意されたが、このモデルはそのカスタムモデルと思われる。フェイスのフォルムはスポルディングの得意としたキックアップトウで、これもパターンに用意されていた。グリップがノイマンというところを見ると、80年代と推測できるが、こうしたオーダーによる生産ものには年式を探るヒントに乏しい。打点か高くて狭いのはSSに準じたヒール寄り。シャフトはプロペルだが、現代風のスタイルでは操作性に劣る。機能を発揮するには当時のスタイルを真似てみる必要あるモデルだ。
マクレガーのダイヤモンドバックについてはたくさんのブログネタにしています。このモデルに限っての私的見解をまとめたブログへのリンクです。
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