MacGregor Tourney TR2A

生産年式 1969年

このフォルムのターニーは70年代のブームを支えたマクレガーの基本モデル。バックデザインはウィングバックを模してはいるものの、極端なヒール打点でもない。しかし、相変わらず高いホーゼルは打点をヒール側に引き寄せ、当時のライバル関係にあったウィルソンやスポルディングとの差別化が図られていた。この年式の特徴として、スプリットレベルソールを採用し、ソールは二分割されリーディングエッジ側はそのまま残し、トレーディングエッジ側は3ミリほど切り上げられている。ライとの接触を最小限にし、ダフっても潜らないという機能を謳ったものだが、重心が高くなり繊細さを増してしまった。当時のラインナップでは標準的なソールと並行し、ユーザーが好みを選択できたが、打ちこなす工夫は全く異なる。TR2AのAはアルミシャフトを意味し、当時としては若干軽くても一回り太いアルミシャフトが挿されたモデル。独特の感触を好まれる経験者もあるが、今時にはしっかりとした重量感、しなりを感じて振るには若干の工夫も必要かもしれない。


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古鉄ミュージアム  - 輸入物編 -

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