Wilson Staff Dynapower Turfrider sole

生産年式 1962年~1963年

60年代のウィルソンモデルの中でも最も球が上がりやすいと評価されているモデルで、特にブレードの返りを意図したデザインがある。ターフライダーという名称で、ブレードのヒール、ソール側にエグリが入り、その質量は大したことないが、ソールの形状から見てトウ側にウェイトを配分した演出がある。ウィルソンに共通するドリルドスルーのホーゼルやトウへ向かって徐々にウェイトが配されるパワーバースタイルとも相まって重心も低く、もともと捕まりやすいブレードがさらに返り易くなっている。素材はステンレスの含有量が多い時代のものだが、手応えもよく誠に扱いやすい。このヒールのエグリは後のモデルへも残され、現実的な効果は疑問だが、デザインの暗示という意味で継承された伝統ともなった。ここに取り上げたモデルは、その捕まり易さを嫌ったいつかのオーナーがトウ側のウェイトを削ぎ落すという加工がされている。また二番アイアンは60年のレプリカが挿してある。



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古鉄ミュージアム  - 輸入物編 -

2015年11月から手にした古いアイアンをまとめて来ましたが、アメバの無料プログラムの変更で2024年4月で見出しページが削除されました。過去データはホームの下に延々と続きます。サムネイルも容量を超えると非表示との事。今後の活用についてはブログでお知らせしています。ブログへのリンクでご確認ください


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