Wilson X31
生産年式1960年代後半(推定67年頃)
ウィルソンが標準的な普及層に向けたロングセラーX31の初期に近いフォルムを残したモデル。日本のメディアでは中級者向けという記事の記録が散見されるが、見た通り分厚いソールが特徴的で、当時のメディアはワイドなソールと表現している。今時に観察するなら低重心と言えるフォルムだが、当時はダフリに強いデザインとされ上級者向けのスタッフに対してレジャー層向けのモデルとされた。実際にはまさしく低重心でトウヒール方向に長く低い打点を持つことで球は上がりやすく、短いキャリアでも扱うに易しい。ただ、ロングセラーゆえ、マーケットの変化を敏感に察知し、同じX31でも年式が変わると扱い易さの定義も変わっていった。
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