Golden Ram Tour Grind
1990年代初頭(推定)
1970年代のサークルラムから始まる独特のバックデザインを持つモデルの発展系。マクレガーのVIPの様なバックデザインを基本に、低重心にウェイトを配した部分にはトウヒールウェイトにエグリが入っている。あえて言うなら、70年代からして打点を拡大するコンセプトではあるものの、周辺重量の様な効果は到底期待できるものではない。加えてブレードのサイズもとても短くてコンパクト。美味しい打点は確実にヒール寄りにある。その高さも十分に高くて、扱うには繊細でもある。ただし、ツアーグラインドというモデルはラムの一連のモデルにあっても、標準的なモデルとされ、これをベースにプロのリクエストに応えたパーソナルモデルもある。このソールにツアーグラインドと刻印のあるモデルは、息の長いこのモデルとしては比較的新しい年式で、それまでのモデルと比較すると重心角を大きくとる研磨がされている。微妙なアレンジを加えながらも、芯をとらえさえすれば操作も自在だし、その手応えは堪らないものがあるモデルだ。
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