MacGregor MT Iron
生産年式 1982年から
マクレガーと言う企業体が、1983年を境にブランズウィックの傘下から、ニクラウスの個人資本下へと移行し、実質的に経営方針が変更されるとともに、もちろんモデルラインナップも変わった。現在にも聞こえるリミテッドエディションは、結果的にニクラウス体制を代表するモデルといえるが、ミュアフィールドが販売の主流となった。ここに紹介するMTモデルは、モデル名にターニーもつかない、82年にリリースされたモデル。モデルへの刻印は小文字だが、カタログではまだGが大文字のマクレガーモデルとして紹介されており、その意味では旧体制の作品といえよう。伝統的なマクレガーモデルからは飛躍をかけたモデルといえそうで、ラウンドしたシェイプはキャンバーソールを持ち、低く長いブレードはそれまでのスタンダードとは全く異なる印象。実際に時代のアレンジを全面的にとり込んだ打ちやすいモデルで、旧体制の試金石であったとも思える。ただし、ニクラウス体制への移行でミュアフィールドブランドへの集中により、後継を生まずに淘汰されたコンセプトともいえそうだ。
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