MacGregor VIP iron 1967
生産年式 1967年(推定)
マクレガーのVIPというと、ジャック・ニクラウスをはじめとしたマクレガー契約プロの使用で知られている。また、80年代後半から90年代初期のクラシックモデルのブームであった頃には、マクレガーのシンボルモデルとしてもてはやされた。現代の標準的なマッスルモデルの原型ともいわれ、ウェイトを低く集めたバックデザインは、これを超えるものがないといわれる。ただし、8センチに及ばんとするホーゼルの長さは、当時のモデルにとっては全くのスタンダードだったが、それによって高く位置する重心から、今のモデルとは比較にならない高重心となっている。67年のモデルはセルがブラウンで、ニクラウスのサインも大きく、ステップのないマイクロテーパーシャフトの硬度表示がステッフやミディアム。68年になるとサインが小さくなり黒いセルで番号表示になるとか、クラシックブームの名残として様々な情報もがある。このデザインで、マクレガーからリリースされたのは67年と68年の2年間だけで、デザインを変えながらも息の長かったモデル。ただし,後にはホーゼルが短くされるなど現代アレンジを経た、アメリカ生産、または日本法人の企画によるたくさんの復刻モデルが存在する。
VIPにかかわる徒然を書き残した一部のアーカイブへのリンク。
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