Macgregor Tourney Custom Wing 1985(?)
生産年式 1985年(詳細不明)
このモデルの生産年式は、確実な資料が存在しない。1992年のメディアによる年鑑カタログには継続モデルとして掲載されており、また、プライベートなネット情報に1985年とあったので、それを詳細不明として掲載した。1983年にはM85の復刻盤、カッパーフェイスのアメリカでの通称名ツアーフォージドアイアンがリリースされており、そのデザインとの共通項は全く認められない。ターニーカスタム・インターナショナル・エディションというネームのモデルは、カスタムラインへの日本法人の注文生産と理解できるが、年式的には85年よりやや新しいと思われる。92年にはスーパーターニーM95Rのウィングバックがリリースされているが、その92年のメディアのコメントには、1950年のMTターニーアイアンが原型。マクレガー伝統の一点重心主義。上級者で、攻撃的なゴルファー向けとされている。実際に、M85アイアンやVIPなどを観察した後に、このモデルを見てみれば、そうしたメディアのコメントには頷きかねる部分もある。1950年とはいえ、マクレガーのターニーシリーズはアベレージ向けのモデルであり、上級者にはトミーアーマーのシリーズがあった。結果的にウィングバックと呼ばれるバックデザインは、低重心を求めながら、打点に向けて緩やかにウェイトを集中させるイメージであり、本来はやさしさを求めたデザイン。当時の格段に打ちやすくなった多くのモデルと比較すれば、気難しい部分もあるが、同時に並行したモデルと比較してのコメントとして受け止めるものだ。
このモデルの徒然をブログに書き留めています。
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