Macgregor Toney Penna Colokrom

生産年式 1957年

このモデルは1950年から1957年までMTアイアンとしてリリースされていたM85と同じモデルと思われる。モデルの後期を飾るものだろうか、トニーペナの刻印が入れられた生産の少ないモデルとされる。初期のM85に比較すれば、まったく一般的なフェイスのサイズになり、ロープロファイルの特徴は消失している。その結果によるものか、バックデザインの山形の配置が、番手によって明らかに異なるのも目立つ。デザインのフローというよりも、自身で試打を繰り返しながら設計したと伝えられるペナの感性によってデザインされたモデルだ。ウェイト配置の山形にずれがあっても、ソールの厚さやトウのカーブなどに違いが見えており、実質的なクラブとしての番手間に機能やフィーリングのずれはない。また、洒落者と言われたペナのセンスは、自らのイニシャルをティペグとピンフラッグに見立てた刻印や、ソールの番手の刻印をシャフト側に配するなど、存分に発揮されている。後年にM85の復刻モデルとされるモデルが存在するが、それぞれの時代のアレンジを受けながら、山形のウェイトのずれまでも、このモデルをベースに忠実に復刻されているところが興味深い。



このモデルに関する徒然をブログに書き留めています。

古鉄ミュージアム  - 輸入物編 -

2015年11月から手にした古いアイアンをまとめて来ましたが、アメバの無料プログラムの変更で2024年4月で見出しページが削除されました。過去データはホームの下に延々と続きます。サムネイルも容量を超えると非表示との事。今後の活用についてはブログでお知らせしています。ブログへのリンクでご確認ください


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