MacGregor Tom Weiskopf Gold Crown
生産年式 不明
このモデルの生産年式を予測するには、現代では整った資料もなく、確証が持てる判断を下すのなら、マクレガーのロゴのGが大文字の時代、すなわち、1964年から1980年頃までという大まかな範囲しかわからない。ゴールドクラウンというモデル名も、現代に残ったプロダクトを紹介する様々な情報から拾ったものだ。ニクラウスのネームのあるゴールドクラウンもあるが、ブランズウィック時代の製品構成は、様々なレベルのゴルファーに対して多くのモデルを提供していた時代。整った資料には行き当たらない。ワイスコフの活躍は70年代であり、そのネームを冠したアベレージ向けモデルと理解できる。最大の特徴はブッツリとカットされたホーゼル。年式違いと思われる2番アイアンが当時並みのホーゼルを持つのに比較すると、まるでガレージワークによって切断されたかのようなホーゼルは、重心を下げるための最も有効な方法だ。フェイスが大きく、ソールはスプリットソールを思わせるが、ウェイトを下げた結果、厚くなったソールを嫌ったようにもみえる。トウ側のウェイトの配分はアドレスしてみるとことのほか分厚く見え、ヘッドの返りをサポートするもの。アベレージにとってはとても扱いやすいモデルだ。ただし、当時のシャフトによっては、極端に短くされたホーゼルとのマッチングが厳しく、現代ではストレートに維持されたままのモデルに出会うのは珍しい。
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