Macgregor Clay Long Personal Edition

生産年式 1991年(不詳)

クレイ・ロングとは1980年からマクレガーで活躍したクラブデザイナー。伝統的なデザインというよりは、新しい時代のデザインを得意としたらしく、コンピューターを駆使し、チタン素材の研究など、次世代のモデルをデザインしたといわれる。その信条をそのまま、パーソナルモデルとしてリリースしたと受け取れるモデルだ。エディションの刻印通り、日本法人の企画と思われるが、ヒール目で打つマクレガースタイルに慣れていると、拍子抜けするモデルだ。バックデザインは口悪く言うと、ウィルソンのモデルにそっくりだが、機能的に似た部分はない。理論的にアプローチすれば、フェイスの高さが低く、長い番手はロープロファイルで、グラハムモデルを思わせる徹底した低重心に配されたウェイト。番手によって計算されたヒールウェイトのフローに、バックデザインの効果的なえぐりなど、感覚で観察するよりも、設計者の意図を汲んでデジタルに見るべきモデルだ。結果的には、マクレガーモデルとしては伝統的に見えるバックデザインにもかかわらず、重心距離が長くとられており、現代のモデルを巧みに扱うゴルファーであれば、操作性の高い価値あるモデルだ。


このモデルに関する主なブログへのリンク。さらに詳しくはブログ内検索をご利用ください。

古鉄ミュージアム  - 輸入物編 -

2015年11月から手にした古いアイアンをまとめて来ましたが、アメバの無料プログラムの変更で2024年4月で見出しページが削除されました。過去データはホームの下に延々と続きます。サムネイルも容量を超えると非表示との事。今後の活用についてはブログでお知らせしています。ブログへのリンクでご確認ください


0コメント

  • 1000 / 1000