Walter Hagen Ultra Dyne Iron 1972
生産年式 1972年(推定)
ヘーゲンのモデルは、1960年代にウィルソンのスタッフモデルから派生した独自のモデルを進化させ、一定の完成度に達した。また、その間にはライバルたちも進化を重ね、一転して新たな方向を模索したと思われるモデルが70年のウルトラダインだ。並行してヘイグウルトラのモデルは存在したが、大きな変更もなく、個性を主張しない堅実なモデルとなる。一方で、やりたい放題に見えるほど、新たな方向を模索できたシリーズのウルトラダインは、インナーホーゼルモデルを採用したり、別のデザインコンセプトでウルトラダイン3まで進化する。このモデルは、72年の2代目でウェイトの配分が一点集中スタイルにも見える山形。しかしトウも高く、フランジも設けられている。ヒールが低くデザインされていることで、程度は別にして、考えられるいいところを吸収したデザインだ。また当時の新しいシャフトのコンセプトも積極的に採用しており、ベンディングポイント辺りにはパターのような溝を設け、しなりをコントロールしようとしたたシャフトを採用している。バックデザインの赤いメダリオンから、赤カメヲと呼ばれるが、70年リリースの初代は黒で、そちらは黒ボタンと呼ばれている。
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