Walter Hagen HAIG ULTRA Crenshaw Grind Iron 1984
生産年式 1984年(推定)
クレンショウのサインがバックデザインに刻印されているモデルに続くものと思われる。従って、こちらの方は84年の優勝を記念したモデルの意味合いが強いのだが、確認もできず、また、トーナメントレプリカでもない。クレンショウモデルに比較すれば、ソールには一見フランジがなくなったようにも見えるが、ブレードそのものが厚くなったからだ。トップにウェイトは残されているが、ウェイトのデザインそのものが重心を低くしている。80年代に確認できるのは、年式によるロゴの演出はなく、HAIGとULTRAの間には63年頃に使われていた◇の記号がつかわれている。このモデルは、クレンショウグラインドとして、ヘイグウルトラと並行していた形跡もあり、しかし、一つのモデルしか掲載されていないカタログも確認した。この時代には往時の勢いもなく、ウィルソン傘下での生き残り模索していたブランドだ。だからこそ伝統的なアイデアを当世にうまくアレンジした、最終ヘーゲンの集大成モデルの一つだろう。
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