PGA Tommy Armour Silver Scot 986 TOUR

生産年式 1980年代(不明)

このモデルに関する資料は大変少なく、またPGAという大きな組織にあったブランドの情報を抜き出すこともなかなか難しい。トミーアーマーブランドの動きを追ってみると、68年に本人が逝去した後、ノースウェスタンというメーカーでいくつかのマクレガーモデルを模したモデルが認められた、その後にPGAでの生産と思われるが、80年代後半には、当時のペナブランドと肩を並べて、自社ブランドから先進的なモデルを出している。従って、新しくとも80年代前半のモデルといえるだろう。PGAのトミーアーマーモデルは、シルバースコットコレクターという刻印を持つ、マクレガーの985を忠実に復刻したものが多いが、この986にマクレガーの匂いがあるとすれば、60年代半ばのアイアンマスター234というモデルがある。しかし、986のモデルコードが示す通り、985の偉大なストーリーに力を借りたモデルであって、しかも、234とは違う、オリジナリティーのあるモデルともいえる。このモデルは当時にリシャフトされており、オリジナルの感覚は確かめることができないが、バックデザインから低く見えるヒールは、視覚的な錯覚であり、現実にフェイスで見ると、ヒールも高い。冷静にウェイトの配分を見れば、ドローモデルだ。視覚から受ける印象と、現実の機能にギャップのある、珍しいタイプのモデルだ。



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2015年11月から手にした古いアイアンをまとめて来ましたが、アメバの無料プログラムの変更で2024年4月で見出しページが削除されました。過去データはホームの下に延々と続きます。サムネイルも容量を超えると非表示との事。今後の活用についてはブログでお知らせしています。ブログへのリンクでご確認ください


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